うまくいくのは何割くらいでしょうか?
千分の一くらいですね。名刺を1000枚交換したとして、その中でビジネスになるのは一枚あるかないかだと私は思います。
低いですね。そこに至までは、行動あるのみですね。
はい。大変な時こそ、耐えてはダメだと思います。
もし、2004年の大変な時期に私が耐えていたら、今の状態はなかったと思います。それを脱するには、切り替える瞬間・仕掛ける瞬間が必要です。そして、仕掛ける時はお金がかかりそうに思うんですが、そうじゃないんです。
例えば、ホノルルマラソンを走る時いつも思うのですが、そこには仕掛けた人と参加する側の2種類しかありません。もともとそこには道しかなかったわけで、そこでホノルルマラソンをやりますって決めた人がいて、それによって実際に百何十億円の経済効果が生まれているんです。
そういう仕掛ける側と参加する側の選択が毎日あるんです。あとは常に仕掛けようと思っているかどうかだけです。そしていつも仕掛けようと思っていれば、必ずそのキーワードに人が集まってくるようになります。そうやっていろんな方に会う中の1000人に一人がものすごい影響力を持っていて、気がついた時には人もお金も集まっていて、知らない間に上手く行っていた、、、ということになるんです。
私の場合であれば、ジェームス・スキナー氏やアンソニー・ロビンス氏を紹介してくれたリチャード・タンシ氏だったりします。
なるほど。千分の一ですね。
はい。だから、耐えるというよりは、どこかに出かけて行ってやりたいことをアウトプットし続ける、仕掛け続けることが重要だと思います。馬鹿にされてもいいんです。そうやってアイデアを話し続けていると、「それだと上手くいかないけど、こうやったらいいのでは?」というアドバイスをたくさんもらうことができるようになります。
そうやって行動に移しながら、うまくいった時の喜びが起業の面白さだと私は思います!
本当にそうですね。
では、清水社長のターニングポイントは何でしょうか?
2004年の倒産を乗り切った時と、2005年のアンソニー・ロビンス氏のセミナー集客をお手伝いした時でしょうか。そこから、どんどん海外セミナーに展開していきました。
では、今振り返って大きな成功・失敗はありますか?
やはり、起業当初に投資したシステム開発です。
なるほど。大きな失敗ですね。
はい。大きな失敗であり大きな成功だと私は思っています。あの失敗があったお陰でシステムを作る際にやっていいこと、ダメなことのアイデアがたくさん浮かんでくるようになりました。資金が集まった際に、改めて日本企業にシステム開発を依頼した時は、事前に細かな指示を出せたことで理想通りのシステムが出来上がりました。
本当に、成功されている起業家・経営者のみなさんのお話を伺っていると、大きな失敗があるからこそ、大きな成功につながっていて、それら全てが必然の経験だと思われていることが伝わってきます。では、次に清水社長が大切にされている価値観を教えて頂いていいですか?
うちは、人間性なども含め、8つのマインドセットというのを定義して、全ての基準としているものがあります。
私が一人の時から定義していたことなのですが、もともとコンサルティング会社にいた頃、世界的にも名前の知られた大手企業内部に入り込み経営の建て直しをしていたわけなのですが、そこで仕事はできても、一緒に働きたい人、一緒に働きたくない人いろんな方に出会いました。
そんな様々な人との出会いの中から、私が一緒に働きたいと思う人の共通点だけを洗い出し、出てきたものこそが、このマインドセットなのです。
これらの質問全てにYESと答えられる人とだけと仕事を一緒にすることにしていますし、これが弊社の人材選考の基準であり、自分自身を戒める基準にもなっています。
素晴らしい価値観ですね。
ありがとうございます。そのお陰で、今では本当にいいチームに恵まれています。
確かにそうですね。今この瞬間もそうですが、オフィスに笑い声のたえない明るい事務所ですね! |