〜 事業計画書を作成しよう 〜
■起業のために、どうして事業計画書が必要なんでしょうか?
事業計画書と聞いて、まず思うのが面倒、、、。
できることなら、見たくないし考えたくないものです。
では、どうして事業計画書がこれだけ必要だといわれるのでしょうか?
少し言い方を変えると、設計図とも言えます。
一般的に言われる設計図は、一度書けばもう変更することはありません。
例えば、ビルを建てる前に書かれた設計図は、途中で変更されることはありませんし、
変更されては大変です。
しかし、事業の設計図は様々な条件の中、常に変化・進化していきます。
それを誰が見ても理解できるように詳しく書いたものが事業計画書なんです。
■事業計画書はどう使う?
では、書かれた事業の設計図・すなわち事業計画書はどう使うのでしょうか?
主には次の3つです。
@資金調達のため
Aパートナー・協力者のため
B自分自身のため
@資金調達のため
どれだけ事業に将来性があるのか、その計画が具体的・現実的に可能かどうか、資金を回収することはできるのか。
それを相手に説明し、出資してもらう・または借入をするために使います。
Aパートナー・協力者のため
どんな想いでこの事業を始めたのか、それに参加することでどんな喜びが得られるのか、
具体的に何をやっていくのか、パートナーや協力者に理解してもらい、時間・ノウハウなどを貸してもらうために使います。
B自分自身のため
ここがよく見落とされがちです。事業計画書と聞くと面倒だし時間だけがとられるように感じますが、自分の考えや計画を文章・数字に表すことで、自分でも見落としていたことや足りないこと、そして何をいつまでに実行するのか、自分自身への落とし込みができるのです。
お金を払えば、事業計画書を作成してもらえるところもありますが、それでは金融機関やパートナーに説明することはできません。
足りないことや、やるべきことなどを把握することもできません。
初めから完璧に作る必要もありません。
それでも時間がないのであれば、メモ用紙でもいいので、まずは自分の考えを図で書き出してみましょう。
それを文章や数字にするのに知識が足りないければ、専門家や詳しい人の力を借りても遅くありません。
まずは自分で考えることが自分自身のためになるのです。
★事業設計図(事業計画書を作る)9つのポイント!
最低必要となるポイントをあげてみました。
この流れに沿って、事業を考えてみましょう。
@ビジョン・想い
船に例えたら、自分の船はどこに向かって進んでいきたいのか。
方向が定まっていないと、船を漕ぐ人たちも戸惑いますし動いてくれません。
どういう想いでその事業をやりたいのか。
そのために具体的にどういう展開にしたいのか。
強い思いは、人を動かします。
それは一緒に働くスタッフもそうですし、お客様にも伝わります。
全員が同じ方向を向いていれば、無駄な管理も必要ありません。
人材採用、組織の生産性、企業イメージ・ブランド、集客などにつながっていくのです。
もしビジョンがなければ、自分がやろうとしている事業はどういう方向性なのか考え言葉にしてみましょう。
これを機に、ぜひビジョンを見つけてもらいたいと思います。
A商品・サービス
どこに向かうのかが決まったら、次は具体的に何を売りたいのか・提供したいのかを決めます。
なかなか商品が見つからない方は、今自分が一番欲しいものから考えていくと見つかるかもしれません。
Bターゲット
売りたいものが見つかったら、それを誰に売りたいのか決めます。
売りたい相手の年齢、どこに行けば会えるか、どういうニーズがあるのかを考えます。
例えば、自分が欲しいものから考えていると、自分のことのように情熱を注げるはずです。
もしそうでなくても、ターゲットがどういう心理で、何を求めているのかを考えます。
C市場動向・競合
売りたい相手(ターゲット)が決まったら、その市場の広さや成長性を調べます。
もしここを把握できていなければ、受注がなく、売上が上がらず、事業が成り立たなくなります。
漁師に例えると、まったく魚がいないところで釣りを続けることになりかねません。
逆に成長している市場の波に上手に乗れると、短期間で事業を軌道に乗せることができます。
そして、競合がどれがけ存在するかも調べます。
たくさん魚がいる場所を見つけたとしても、周りが漁船だらけならば漁も大変ですよね。
D集客・マーケティング
市場動向と競合の調査が終わったら、ターゲットにどうやって自社を知ってもらうか考えます。
魚でいうと、自分の船にどうやって集まってもらうかです。
広告を出すのか、広告を出すなら紙媒体なのか、それともインターネットなのか。
どの媒体が効果が高そうかを調べます。
E販促ツール
具体的にどういうツールを使うか考えます。
DMを打つのか、メルマガ配信をするのか、FAXを打つのかなどです。
またまた漁に例えると、撒き餌をするのか、ライトを当てるのかなど効果が高そうだと思われるものをピックアップしていきます。
F収益・数字
広告などが決まれば、それらを出して効果がいつでるのか。
どれくらいの効果で、売上はどれくらいになるのか。
経費はいくらかかり、利益はどれだけのこるのか。
その結果、手元にいくら資金が残り、次の投資のためにいつまでにいくら必要なのか。
これを出すことで、いつまでに何をするのか、振り返った時に予測とどれだけ違うのか。
予測と大きく違うようであれば、軌道修正をしたり予測の仕方そのものを変える必要があります。
船の燃料である資金の状態をシュミレーションしていきます。
もし燃料が無くなるようであれば、(資金がショート)早めに手を打たないと船が止まってしまったら何もできなくなってしまいます。
G自己分析
ここがよく見落とされがちなところです。
客観的に自分を知ることは、事業を成功させる上で最も重要なポイントの一つです。
全体に目を配っているつもりでも、人は自然と自分の好きなことに視点が偏りだちです。
ビジョンを描くのが得意な人は、逆に細かい作業などが嫌いで、やっているつもりでも忘れていたり、ミスが多く出てしまったりします。
また、人の感情を考えたり、人とのつながりを大切にする方は、事業としての投資・回収のタイミングや、会計などが後回しになりがちです。
このようにそれぞれ長所があり、その反面短所もあります。
長所がより事業の成果になり、短所が事業に影響しないようリスクヘッジをしておくためにも
自己分析は重要なポイントになるのです。
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Hブランディング
@〜Gを実行する中で、ブランド=信頼を築いていくためにそれは正しい行動なのかを検証します。
掲げているビジョン(言っていることと)と行動が違う人が信頼されるでしょうか。
これは事業にもあてはまります。
ビジョンと行動の一貫性を保つことで、ブランド=信頼が築かれ、それが口コミや紹介などの集客につながります。
このようにブランドを構築することで、長期的にも事業を成功させることができるのです。
作成:株式会社アトラル
代表取締役 山下健一
監修:296会社どっとこむ
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